ポーカーといえば、修学旅行でやるトランプゲームやギャンブルといったイメージが強いと思います。
しかし、欧米では非常にポピュラーなゲームで、数千万人の競技人口がいます。
この欧米で主要なポーカーをテキサスホールデムと言います。我々が修学旅行で遊んだドローポーカーとはルールが異なるのです!
そして、このテキサスホールデムを語る上で外せない要素の1つにWSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)という世界大会があります。
世界各地で様々なポーカーの大会が開催されていますが、このWSOPは特別です。様々な種目のポーカー大会が開催され、それらの総称がWSOPです。6人卓や9人卓、テキサスホールデムはもちろん他のルールのポーカー等々があり、どれかで優勝すれば、”世界王者”の称号を獲得できます。
ポーカーのオリンピックのようなイベントですね!
中でもとりわけ、「メインイベント」と呼ばれる特別中の特別なイベントがWSOPの目玉です!
参加費はなんと1万ドル!日本円で100万円の大金です!優勝賞金は8億~12億円!参加人数は6千人以上!そしてなんと全米にテレビ放送されるのです!!
サッカーで例えるとチャンピオンズリーグ、野球で例えるとワールドシリーズのような大会です。
これに優勝したプレイヤーは「世界チャンピオン」となり、歴史に名を残すだけでなく、文字通り世界に名を轟かせる事ができます!
そして世界チャンピオンの母国ではポーカーブームが巻き起こります!
皆さんがこれからポーカーにハマっていく過程で、WSOPで優勝したプレイヤーのスーパープレイを見る事になるはずです。メッシやクリロナのゴール集みたいなものですね!
さて、現在のポーカーブームはどのように始まったのでしょうか?これを話す上で外せない大会がこのWSOPです。
全ては2003年のWSOPメインイベントから始まりました。
当時優勝した人の名前は「クリス・マネーメーカー」。
2003年、ごく普通の一般企業で財務部に所属していた彼は参加費40ドル (4千円)のWSOPのサテライト(予選のようなもの)を勝ち抜き、メインイベントの参加権 (100万円相当)を手に入れました。
それだけでも凄いのですが、メインイベントでも当時の強豪プロを次々打ち破り、ラスト2人になります。
最後の相手は当時のトッププロであるサム・ファーハ。
ここで歴史に残るハンドが入ります。
全米放送もされているこの世界大会決勝で、ただのアマチュアプレイヤーであるマネーメーカーがプロに対して1ミリオンドル(日本円で1億円)以上を賭けたブラフオールイン!
マネーメーカーの手はキングハイ、完全なブタです。
想像するだけでクラクラするシチュエーションですが、彼は全く微動だにしません。
プロは彼に「ドローを逃したんだろ?」と問いかけますが、それでもなお彼は岩のように動きません!
結果、プロがトップペア・グッドキッカーをフォールドし、その次のハンドで彼は優勝を決めました。
40ドルを2.5ミリオンドル(日本円で約2億5千万円)にしただけでなくアマチュアプレイヤーがプロを蹂躙した事や、途轍もないビッグブラフ、マネーメーカーという名前も相まって、彼は一夜にしてヒーローになりました。
この年のWSOP参加人数は800人強でしたが、翌年はマネーメーカーに続いてアメリカンドリームを手にしようと参加者が押し寄せ3000人弱に、その次の年には6000人弱になっています。
当時の動画も張っておきます。
世界には数多くの賞金が出る大会がありますが、このWSOPの優勝賞金は2006年には1200万ドル(12億円)と個人競技における世界最高額です。
日本では、テキサスホールデムが普及しているとは言えませんが、実際やってみるとこのゲームの途方もない奥深さに感嘆するはずです。運を競うギャンブルではなく、実力がモノを言うゲームなのです。
ポーカーをやってみたいと思った方は、是非挑戦してみて下さい!ポーカーの始め方や基本戦略等このサイトを通して知って頂けますと幸いです!
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